占冠神社とは?自然と歴史を感じる神聖な場所
占冠神社(しむかっぷじんじゃ)は、北海道勇払郡占冠村に鎮座する神社。明治39年に小祠が建てられ、翌年には札幌神社(現在の北海道神宮)から御分霊を迎えて創祀されました。
昭和17年には正式に村社となり、地域の人々にとって深く根付いた信仰の場所として親しまれています。例年9月15日に行われる例祭は、地元の伝統行事としても続いており、神社と地域が一体になった穏やかな空気感が魅力です。
境内は木々に囲まれ、訪れるだけでスッと心が整うような清々しさがあります。派手さはなくても、地に足のついた静かなご利益を感じられる希少な神社です。
ご祭神と神社の規模
占冠神社の御祭神は大國魂神(おおくにたまのかみ)。国土や人々の生活、開拓・繁栄を司る神様で、地域の発展や家庭の安全などのご利益があります。
- 社殿様式:神明造
- 社殿面積:約23坪
- 境内面積:約2,092坪
- 氏子世帯数:約879世帯
小規模ながらも整備が行き届いており、地元の人々の信仰の深さが感じられる静謐な場所です。
境内の見どころ|静けさの中に宿る歴史と美しさ
占冠神社の魅力は、自然と共存した境内の景観と、そこに佇む歴史的な建造物たち。
- 忠魂碑(大正10年建立)
- 大正天皇御即位記念碑(大正4年建立)
こうした石碑の存在が、占冠という土地の過去を静かに物語っています。
拝殿や鳥居を眺めると、まるでタイムスリップしたかのような懐かしさと荘厳さに包まれます。
さらに、無人の社務所もきれいに整えられており、地元の方が大切に守っていることが伝わってくる場所です。
アクセス情報と参拝のコツ
- 所在地:〒079-2202 北海道勇払郡占冠村字占冠原野57番地
- アクセス:JR占冠駅から車で約15分/占冠村営バスで約20分
- 駐車場:なし(徒歩5分圏内に道の駅あり)
- 例祭日:毎年9月15日
参拝のワンポイント:
占冠中学校の「緑色の看板」が目印!看板が控えめなので見落とさないように注意。道に迷いやすい方はGoogleマップ+目印で行くのが確実。
道の駅しむかっぷを活用しよう
神社のすぐ近くにある「道の駅自然体感しむかっぷ」は、参拝ついでの休憩にぴったり。
- 無料駐車場あり
- 綺麗なトイレ
- 地元の食材を使った軽食やお土産も充実
自然豊かな占冠の魅力を体感できる立ち寄りスポットとして、旅行者にも人気です。
御朱印は山部神社で受け取れます
占冠神社の御朱印は、本務社である山部神社で授与されています。
山部神社 アクセス情報
- 所在地:〒079-1563 北海道富良野市山部東町9-20
- 最寄り駅:JR根室本線「山部駅」から徒歩約5分
- バス停:
- 鉱山前バス停 徒歩4分
- 山部バス停 徒歩5分
- 山部南3丁目バス停 徒歩9分
豆知識:山部神社では季節ごとに限定御朱印が登場することも。公式情報をチェックしてから訪れるのもおすすめです。
まとめ|静けさと信仰が調和する癒しの神社
派手さはなくても、静かで丁寧な暮らしが息づく神社。占冠神社は、自然の中で心を整えたい方や、「人が少ないからこそ落ち着ける場所」を求めている人にぴったりです。
道の駅しむかっぷとあわせて、あなたも“静かなご利益”を感じに行ってみてください。